【マジックザギャザリング】シャドバからMTGに転職したにわかが赤単を組んでみた【スタンダード】

気づけば半年ぶりくらいの記事更新です。
シャドバからMTGに転職したにわかであるところのおじょーです。
破滅の刻がでるちょっと前くらいにスタンダードのデッキを組んで参入しています。

 

MTGは3年ほど前に大学の先輩に布教されて「全然わからん!」と一瞬で引退しており実質新規勢です。
シャドバで学んだマナカーブ、ランチェスター法則と言った知見を活かせばMTGいけるんじゃね?と思い立って、また社会人になったことで金銭的な余裕ができたのもあり、舞い戻ってきました。

 

シャドバでもそうでしたが無課金〜低予算で高パフォーマンスを叩き出すスタイルに定評のある(あるのか?)おじょーさんなので、MTGでもうまいこと低予算でいい感じのデッキを組んでいきたいところですね。
また、マジックはスタン落ちがあるので(モダンやればええやん!というツッコミは不許可で打ち消します)、なるべく今年の9月でスタン落ちしない、長く遊べるところからカードを選んでいきたいところで。
という感じで、カラデシュ、霊気紛争、アモンケット、破滅の刻のカードリストとにらめっこしつつ、安い!速い!強い!で有名な赤単を組んでみました!
※プロツアー直前くらいに安い速い強い赤単を組んだところ、プロツアーでなんと赤単が優勝。一躍トップメタにおどり出るとともに、速い強いはそのままに、チャンドラ4枚2万円スタートかな・・・と、お値段もトップメタに。ドウシテコウナッタ。
チャンドラやハゾレトなど高額カードをふんだんに盛り込んだ強い赤単は他の方が死ぬほどあげてると思うので、おじょーさん流の低予算タイプの赤単をご紹介。

おじょー式格安赤単アグロ デッキレシピ

生物 24

4 血に飢えた振起者
4 ボーマットの急使
4 血怒りの喧嘩屋
4 地揺すりのケンラ
4 火付け射手
4 アン一門の壊し屋

呪文  15

4 ショック
4 削剥
4 激情のカルトーシュ
3 激情の試練

土地 21

13 山
4 ラムナプの遺跡
4 陽焼けした砂漠

サイドボード 15

4 マグマのしぶき
4 ピア・ナラー
4 砂かけ獣
3 チャンドラの敗北

序盤から速攻持ちの軽量クリーチャーを大量展開し、相手の準備が整う前に決着を目指す超攻撃的なデッキです。
土地を21枚まで切り詰めており、およそ3マナまでしか出ない為、砂かけ獣以外は全て3マナ以下でまとめています。
サイド後はクリーチャー28枚+火力11枚(+土地兼火力8枚)という除去が追いつかないほどの驚異の手数。
ショックやラムナプの遺跡により、たとえクリーチャーが尽きても最後の1点、2点をもぎ取りに行けるなど、全てのカードが勝ちを目指しにいく、無駄のないシンプルかつ強力なデッキです。

 

個別カード紹介

テキストはMTG Wiki等をご参照ください。

血に飢えた振起者

起動型能力でクリーチャーに速攻を付与することができます。
何か大きめのクリーチャーに速攻を付与して走らせるなど悪いことができそうですね。
後述の血怒りの喧嘩屋と組み合わせてかんたんマジック。

ボーマットの急使

シャドバ勢としては1マナ速攻1/1のフレンチバニラでも喜んで使うのですが、この子はさらにメリット能力まで付いている。
初手に出してパンチできれば誘発型能力でライブラリートップを3〜4枚くらい追放することも余裕で、4〜5ターン目にハンドが尽きたタイミングでサクりつつ補充できるとなかなかえぐいことになりますね。

血怒りの喧嘩屋

シャドバのディスカードドラゴンも見習ってほしい。
ディスカードのデメリット付きで実質4/3バニラとはいえ2ターン目に出てくるとなれば話は別。
血に飢えた振起者で速攻を付与してやればそのまま4点パンチのかんたんマジック(スタックでプッシュや削剥を打たれそのまま墓地直行するところまでが夏の風物詩)。
相手の準備が整う前に積極的に出していきたく、2ターン目に出ればそのままゲームが終わるレベルのサイズ。

地揺すりのケンラ

シャドバの2/1速攻はデメリット能力付きだゾ・・・?
メリット能力付き速攻2/1はシャドバ勢には衝撃。
相手のブロッカーにブロック制限をかけることで1回、2回は攻撃を通せる可能性大。
さらに一度墓地に落ちても永遠で6マナ4/4速攻としてリアニメイトできるという凶悪なカード。
赤単をトップメタに押し上げた立役者であり主人公。

火付け射手

火力呪文などを唱えるとプレイヤーに1点ダメージ。
1点が勝負を決める赤単では貴重な1点。
ショックが実質稲妻になるなど結構えっちなことができるカード。

アン一門の壊し屋

シャドバだったら多分5マナだと思う。
3マナ3/2速攻の火力は相当のもの。
さらに督励能力でブロック制限をかけることで確実に大ダメージを叩き込みます。
ショックやスプレーで落ちるのはご愛嬌。

ショック

相手のブロッカーを排除したり余裕があればプレイヤーに直接打ち込むなど何かと小回りのきく一枚。
小回りがきくゆえに使い所の見極めが難しかったりします。
ショックを使いこなせれば赤単上級者だと思う。

削剥

対クリーチャー限定とはいえ2マナ3点火力は及第点。
さらにアーティファクトまで除去できるのが強力で、少し前の環境で猛威を振るった(過去形)という(伝聞形)機体やら機械巨人も一発ボカン。
赤単をトップメタに押し上げた影の功労者なのでは。

激情のカルトーシュ

ブロック制限、速攻付与、+1/+1修正、さらに激情の試練をブリンクするという効果を色々と詰め込んだオーラ。
クリーチャーを除去されるとオーラごと持っていかれるというリスクこそあるものの、1マナにして破格のカードパワー。
血怒りの喧嘩屋と合わせて3ターン目に何もないところから速攻5点!やりますねぇ!
とはいえサイド後は確実に除去を積まれるのでサイドアウト筆頭候補。

激情の試練

3マナで本体3点火力に対するシャドバ勢の反応「デモンストライク(4マナ3点火力)より軽いやん!」MTG勢の反応「僕たちの1マナ3点火力を返して・・・」
カルトーシュと組み合わせて1枚で2回以上使いまわせる点を活かしたいところ。
特に赤のカルトーシュは前述の通り軽くて優秀です。
とはいえやはり絶妙に重たい為、マッチアップによってはサイドアウトしがち。

ラムナプの遺跡

ダメージ源になる土地。
本来赤単はマナフラッドを避ける為に土地を切り詰める場合が多いのですが、土地スロットが火力を兼任することでマナフラッドのリスク回避。
4マナのハゾレトや5マナの栄光をもたらすものなど、高コスト高パワーのカードを現実的に運用できるようになりました(今回はいれてないけど)。
赤単を高額デッキに押し上げた犯罪カード。

陽焼けした砂漠

戦場に出た時にプレイヤーに1点ダメージ。
赤単は1点が勝負を決めるデッキであり、土地スロットが1点火力になるのは大きい。
ラムナプの遺跡の能力で生贄にすることもでき無駄がない。
考えた人は天才なのでは?

マグマのしぶき

英語名magma sprayからスプレーという略称が害虫退治感あって狂おしいほど好き。
不朽・永遠能力持ちや墓地から戻ってくる能力持ちが厄介だと感じたらショックと入れ替え。
特に今の環境なら黒のゾンビ系ビートダウンや屑鉄場のたかり屋、赤単ミラーの地揺すりのケンラなど、何かと刺さる相手は多いのでは。

ピア・ナラー

赤にとっては貴重な、手札1枚から複数クリーチャーを展開するカード。
横に並べることでブロッカーを確保したり、単体除去で盤面をとってくる相手に強く出ることができます。
伝説のクリーチャーなので重ね引きというリスクがありますが、それでも横展開できるカードというだけで4枚入れたい。
メインの何と入れ替えるかですが、除去が強い相手を想定した場合に激情のカルトーシュが足を引っ張ることになります。
その為、激情のカルトーシュと入れ替えてクリーチャー28枚体制で手数を増やしていくのがおすすめです。

砂かけ獣

砂漠が出ていればクリーチャー兼3点火力。
砂漠を8枚積んでいる為、4ターン目までに1枚くらいは引けます。
実質6マナぶんくらいの働きはするんじゃないでしょうか(雑)
小型クリーチャーをいっぱい並べるデッキに対して振起者あたりと入れ替えると幸せになれます。

チャンドラの敗北

環境を選ぶカードですが今は赤が強い環境であり、サイドから大活躍間違いなし。
チャンドラや栄光をもたらすものを一発で焼ける唯一の火力であり、赤い土地が並んだというだけでサイドインする価値があります。
赤い土地を見たら激情の試練あたりと入れ替え、除去11枚体制で。

 

プレイング

1〜3ターン目にかけてマナカーブ通りクリーチャーを展開し、ひたすら攻撃します。
血に飢えた振起者→血怒りの喧嘩屋→アン一門の壊し屋とテンポよく出せれば4+8=12点。
ボーマットの急使→地揺すりのケンラ→アン一門の壊し屋でも1+3+6=10点と、3ターン目までにライフを半分持っていくことができます。
4〜5ターン目に残り半分のライフをうまいこと削ってゲームエンド。
ブロッカーが立っていれば、ショックや削剥でどかしたりブロック制限をかけて黙らせることで確実に攻撃を通していきましょう。

サイド後はとりあえず激情のカルトーシュ→ピア・ナラーと入れ替えておけば間違いなし。
アニメイトが得意なフレンズと当たったらショック→マグマのしぶき。
横展開が得意なフレンズには血に飢えた振起者→砂かけ獣。
赤い土地を見たら激情の試練→チャンドラの敗北。
と入れ替え、サイド前と同じことを繰り返せばマッチが取れます(脳死)

 

相手が何デッキだったかすらわからないまま轢き殺す快感、どうぞお試しください。

 

ちなみに気になる予算は・・・?※1

血に飢えた振起者:15円x4
ボーマットの急使:270円x4
血怒りの喧嘩屋:36円x4
地揺すりのケンラ:499円x4
火付け射手:17円x4
アン一門の壊し屋:38円x4
ショック:34円x4
削剥:358円x4
激情のカルトーシュ:18円x4
激情の試練:25円x3
山:10円x13 ※2
ラムナプの遺跡:117円x4
陽焼けした砂漠:26円x4
マグマのしぶき:28円x4
ピア・ナラー:73円x4
砂かけ獣:33円x4
チャンドラの敗北:46円x3

合計:6,591円

※1 8/21時点Wizdom Guild様のトリム平均を元に算出しており、必ずこのお値段で組めることを保証するものではありません。
※2 トリム平均では58円ですが、最安値かつ最頻値と思われる10円として扱います。

 

チャンドラ1.4枚ぶんのお金で組める!!!
・・・というのはマジック勢にしかわからない例ですが、例えばゲームソフトを1本買って1年間遊び倒せる、と考えれば趣味としては上々ではないでしょうか。
あるいは飲み会を2回我慢すれば1年間遊べるデッキが組める!と考えれば。

 

マジックの布教用デッキや、初心者の手がかりとして。
参考になれば幸いです。